今日の仕事。

辞令をもらう。こういうときに人生の分岐路でうんぬんみたいなことを言えればいいんだろうけど、思い返してみても適当すぎる。

  • 小学校の5年生の夏に何もわからず塾に行かせられた。最初はクラスが上がっていくのが楽しかったが、上がりきると将来医者になるとか弁護士になるとかよくわからない子どもたちがいたので、先生に頼んでクラスをさげてもらった。結果自動的に中学受験の志望校が決まった。
  • センター試験でとなりに座った初対面の人と休み時間にお話した。「○○を受けようと思っている」と言うてはったので、そんなのがあるのかと思って、センター試験が終わったあと国語を勉強して、そこを受けた。ちなみに、その人とはその後会っていないが、楽しく学部を過ごせたので感謝しています。
  • 大学院入試で NAIST を受けて通ったら、他を受けるのが面倒くさくなってそのまま進学した。
  • とりあえず NAIST に進学したが、第一志望の研究室の先生と話してみると、頭が良すぎてついていけないと思った。というわけで自然言語処理学講座にした。ただボスもそれなりに頭が良いと思っています。
  • D3 の春にアメリカに仕事で飛ばされることになった。D2 の終わりに出ていた公募に申し込むとボスに言ったら、やめたほうがいいと言われた。そんなことをいっても今就職活動しとかないと仕事がないんですがといったら、ボスが何か探しておくと言ってくれた。信用していなかったので、アメリカにいる間現地で就職活動して2つほどポスドクの仕事を見つけてそこに行くつもりだったが、帰ってきたらドラフトはずれ1位的な形で仕事をもらった。今でもはずれじゃない1位だった人に感謝している。
  • 助手になって何度か転出の機会があったが、学生さんに「修了するまでいてください」という謎なことを言われたので、いずれもスルーする。2人目に言われたときは、こりゃいかんと思い、その後4年3ヶ月間、入ってくる学生に「修了するまでいないから」と言い続けた。ただ、今でも「修了するまでいてください」と言ってくれた人に感謝している。どうでもいいけど「修了するまでいないから」と言った最初の人は4年で短期修了した。何か負けた感がある

今回はまじめに公募を受けました。僕も公募の存在自体をある人に言われて知って、公募を出したほうも僕が応募することを想定していなかったらしいので、ちゃんとした公募だったと思います。「受けたらどう?」と言ってくれた方に感謝しています。昨年夏にまた別の方と研究に関して相談する機会があったのですが、その方がこの公募に応募する予定だったが別の仕事があったので応募しなかったというお話を聞きました。争っていたら負けていたと謙遜しておっしゃっていましたが、仕事の内容的に多分その方がドラ1で、僕の方が外れ1位なんだと思います。それ以来その方と親しくさせていただいております。感謝しています。
いただいた時間は1735日ほどですが、できるだけ人に迷惑をかけないようにがんばりたいと思います。